NMRパイプテクターを導入したマリオットホテルは、ロンドンのグロスべノールスクエアです。
この建物は築42年で、給湯及び暖房温水系統にSGP管が使用されている為、赤錆劣化による深刻な赤水や漏水が発生していました。
設置前の2回の採水では鉄イオン値が4.09mg/㍑と5.28mg/㍑を記録し、イギリスの水質基準値0.2mg/㍑を大幅に上回っていました。
赤水解消・配管延命を目的として、給湯ヘッダーの1次側にNMRパイプテクターを設置し、早くも設置9日後にはイギリスの水質基準値を大幅に下回る鉄イオン値0.033mg/㍑まで、赤錆の黒錆化で鉄イオン値を低下させました。
イギリスのマリオットホテル全体を統括している技術部長がこの赤水解消結果のデータを各々のマリオットホテルに通達することになっており、今後マリオットホテルグループにNMRパイプテクターの導入が進むと思われます。

ハロッズデパートでNMRパイプテクターが設置されたのはハロッズのメインビルディングで、この建物は築156年と非常に長い歴史を持っています。
給湯系統にSGP管が使用されている為、鉄イオン値で1.294mg/㍑と深刻な赤水が発生していました。
赤水解消・配管延命を目的としてNMRパイプテクターを設置した結果、設置47日後に赤錆の黒錆化で0.058mg/㍑とイギリスの水質基準値0.2mg/㍑以下まで水中の鉄イオン値を低下させました。
67日後の水質検査でも0.022mg/㍑と極めて鉄イオン値の低い状態を維持しています。
ハロッズデパートの好結果を受け、バッキンガム宮殿の給湯系統にNMRパイプテクターを設置する計画が浮上しており、今後の動向が注目されます。

BBCは築53年で、メインブロックとステージ5と呼ばれる2つの建物の空調冷却水系統に赤錆漏水防止・配管延命の目的でNMRパイプテクターを設置しました。
設置前において、メインブロック5.53mg/㍑、ステージ5では3.8mg/㍑と非常に高い鉄イオン値が検出されました。
これが設置1ヶ月後の検査で、メインブロック0.048 mg／リットル、ステージ5で0.063mg/㍑と2箇所とも鉄イオン値が水質基準値以下となり、配管内赤錆の黒錆化による赤錆防止・配管延命が実証されました。